2012年末の中国スマートフォン普及率は25.8%を占めます。
スマートフォンの普及率が急上昇している大きな要因は
- 1000元スマホ等価格が下落してきた結果、3~4級都市への浸透が広がった
- ハイエンド機器も引き続き販売拡大の傾向
の2点です。
2013年、中国スマートフォンの普及率はさらに上昇し、55.0%に達する予測です。
一気に成長期に入ることが分かります。
参考までに、2012年日本スマートフォン普及率はインプレスR&D社 2012年11月20日のリリースによると約40%とのことです。(ただし調査対象はモバイルインターネットユーザーのみ)
スマートフォンユーザーの約40%は「2012年からスマートフォンの使用を開始した」とのことなので、日本でも急速に普及していることが分かります。
中国スマートフォンユーザー数はいくつかの機関が発表していますが、数字にブレがあるためそれぞれご紹介します。
中国スマートフォンユーザー数
①易観国際(Analysys)のリリース
上記グラフの出典元である易観国際(Analysys)発表のスマートフォン普及率25.8%と、2012年中国携帯電話ユーザー数11億1216万人(参照)から算出すると、2012年末中国スマートフォンユーザー数は2億8693万人となります。
②艾媒网(iiMedia)のリリース
艾媒网(iiMedia)の発表では、2012年末中国スマートフォンユーザー数は3億8000万人です。
③FLURRYのリリース
FLURRYの発表では、2012年中国スマートフォンユーザー数は2億2100万人になります。
ただしiOS&Androidのアクティブユーザー限定ですので、ノキア等Symbianスマートフォンユーザーが健在の中国では、実際のユーザー数よりも少ない値と推測されます。
参考までに、グラフより日本スマートフォンユーザー数は2900万人で第5位です。
なお、2013年2月、中国は米国を追い抜き、スマートフォンユーザー数世界一となる見込みです。
以上、他の様々な文献も踏まえた上での結論としては、「中国スマートフォンユーザー数は3億人前後」と考えれば、ひとまず良いと思います。
(最新データが発表されましたら反映させていただきます。)